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バス乗り継ぎの旅、1300km(1)

この夏は猛暑や台風などありがたくない天候が多かっただけに、秋空の快適な日々は嬉しいものである。

好天が続くと、どうしてもドライブしたくなるものであるが、我が年代になると万が一事故を起こせば即、全国ニュースでさらし者になる。
子供たち家族も心配し、自動ブレーキなど安全性の優れた車に乗り換えさせられたいきさつもある。

2日間、予定がないが、ドライブは自重するしかないか・・・
ふと思いついたのである。バスで旅をしてみようと。

バスなら、自分で運転している気にもなれるし、少しは運転欲望の発散になりそうな気がする。

2日間限定のバスの旅、まず仙台から高速バスで新潟に行くか・・・
後はぶっつけ本番で気ままに動くことに。

スタートは仙台駅発8:50。
途中休憩は15分程、2回。
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磐梯山や猪苗代湖を過ぎると、まもなく会津若松市が見えてきた。
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会津地方も稲刈りはまだこれからのようだ。
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阿賀野川を渡り、
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新潟市はまもなく、新潟中央ジャンクションからは、関越道(東京方面)、北陸道(富山方面)、そして日本海東北道(村上方面)へと分岐する。
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仙台駅から新潟駅までは266km、4時間余り。
着いたらまずランチだ。新潟に来た時は「へぎそば」を食べる、このことは最初から決めていた。

出張で新潟に来た時はいつも、ここに案内されたし、プライベートで来た時も、勿論妻もここへ連れてきている。
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せっかく新潟に来たからには清酒も、マス酒がいい。
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「へぎそば」とは、つなぎに布海苔(ふのり)を使ったそばで、ヘギといわれる器に盛り付けた切り蕎麦である。へぎは「剥ぎ」を語源とし、剥ぎ板で作った四角い器のこと。


さて次は???
新潟からも各地に高速バスが走っているが、2日間で仙台まで帰るという条件から、結局長野に向かうことにした。

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次のバスは長野電鉄バス。


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しばらく関越道を走り、北陸道へ。
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新潟平野の稲刈りは、会津地方より進んでいるようだ。どこも黄金色が美しい。
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上越近く、日本海沿岸の夕焼けが素晴らしい!この林の向こう側は、すぐ海岸。
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長野駅に着いたのは19時半、新潟から3時間半、215km。
初日の走行距離は、「480km」。
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ネットで予約しておいたホテルにチェックイン。単に寝るだけなのこれぐらいで十分である。
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ホテルでいくつかの食べ処を教えてもらったが、これから先は自分の”感”で動くしかない。
半地下でちょっと入りにくかったが、小料理屋?結果的に飛び込んで正解だった。
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万能ねぎ、大葉えのき、舞茸などを豚肉で巻いて炭火焼に。当日の自分の口に合った。
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特に絶品だったのが、信州松代産の”長いも”の竜田揚げ。
口に入れた瞬間とろけるようなほっこり感!このところおいしいと言われるものを食べても普通の味?にしか感じなくなってきているだけに、世の中にこんなおいしいものがあったんだ!この歳になって言うのもオーバーだが、これまで生きてきて本当によかった!思わず口から洩れてしまった(笑)

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たまたま隣席に座っていた若い女性の二人連れも、同じものを食べていた。
当然、これを話題に話しかけた。地元だという。この美味しさに取りつかれ、毎回食べているという。地元の人たちも虜にされる、これこそ本当のグルメなのだろう。
勿論この店の人気NO1で、親方が自慢していた、お客様の9割がご注文されますと。

その後、お互いの料理を交換し合ったり・・・

勿論、マス酒もいうことなし。
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再び長野に来ることがあるかどうかわからないが、長野の隠れ家にしよう。

翌日は早発なので、ほどほどにお隣さんたちに別れを告げ、ホテルに引き上げた。



<次編「バス乗り継ぎの旅、1300km(2) 」へ続く>

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by seokazuo | 2019-09-26 22:32 | 旅行・国内 | Comments(0)


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