このところ雨ばかりで気温の低い日が続いたが、今日は急に上がり30度との予報。
どこか涼しいところはないかな? ふと思いついた、久しぶりに中尊寺にでも行ってみるか。
中尊寺境内は杉の大木で覆われ、日陰が多いはずだ。
中尊寺には何度も通っているが、しばらく行っていない。世界遺産(2011年)に登録されてからは初めてである。
我が家から100kmほど、ドライブには手ごろな距離である。
参道は急な坂が300mほど続く。結構きついが、大木が連なり日陰がありがたい。
参道を登った丘陵上に17もの寺院が点在するという。
本堂は参道である月見坂を登った右手の中尊寺本坊内にある。
中尊寺の山門。
中尊寺で行われる法要儀式祭事等のほとんどがこの本堂で行われている。
本尊は阿弥陀如来。
中国人のグループが参拝していた。
中尊寺の代表と言えば金色堂であろう。
平等院鳳凰堂と共に平安時代の浄土教建築の代表例であり、当代の技術を集めたものとして国宝に指定されている。
右側が金色堂で、左側が讃衡蔵(さんこうぞう)と呼ばれる中尊寺ほか山内寺院の文化財を収蔵・展示する宝物館である。
拝観料は金色堂・讃衡蔵共通で800円。
金色堂は藤原清衡が建立した阿弥陀堂で、建物の内外を総金箔張りとすることからこの名がある。
現在は鉄筋コンクリート造の建屋内にある。
金色堂は撮影禁止となっているので、ネット、パンフレットから転写。
平面の1辺が5.5メートルの小型の仏堂である。
堂は内外共に総金箔貼りで、扉、壁、軒から縁や床面に至るまで漆塗りの上に金箔を貼って仕上げられている。内外に金箔の押された「皆金色」と称される金色堂は、夜光貝そして象牙や宝石によって飾られているという。
「奥の細道」の旅をしていた松尾芭蕉が、「五月雨の降り残してや光堂」と詠んだことでも有名である。
白山神社能舞台、近世の能舞台遺構としては東日本唯一のものとされ、日本の芸能史上貴重な遺構として、重要文化財に指定されている。
この能舞台は白山神社境内にある。
境内はかなりクラシックな消防車で守られている。
一ノ関は30度だったようだが、境内は熱さ知らず。
展望所よりは北上川が遠望される。
30度の暑い日だったが、涼しさに恵まれた散策だった。ただ、1万歩には届かなかったので、帰り着いて、そのままフィットネスジムに直行、軽く汗を流し補った。
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