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我が家もようやくスマートメーターに

各家庭の電力使用量は「電力量計(電力メーター)」で計測され、電気料金が請求される。
電力メーターは、屋外の見える所に設置されており、従来は円盤がクルクル回っている機械式のメーターが使われていた。

そして毎月、検針員が巡回し、電力メーターを覗き使用量を記録していた。

これが今回電子式電力メーター「スマートメーター」に取り替えられた。
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スマートメーターへの取り換えは数年前より新築の家には取り付けが始っていた。

一方、既設住宅に取り付けられている電力メーターは、もともと10年ごとに取り替えられることになっており、その取り換え時期が来た家から順番に交換され始めていた。
我が家もようやく10年目の交換の時期を迎えたわけである。

スマートメーターには、従来の「電力使用量を計測する機能」に加え、「通信機能」が付加されており、電力の使用量データが、30分おきに自動的に電力会社に吸い上げられ集約されていく。
これにより、従来の検針員による巡回作業は必要がなくなり、大幅な省力化となる。


ただ、電力会社には悩み?もあるだろう。
従来は検針員が来た時、「電気ご使用量のおしらせ」という紙片(写真上のお知らせ)を置いていった。

スマートメーターに取り替えてからは、はがき(写真下のお知らせ)でそのお知らせが届くようになった。
はがき代、62円がかかる。
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検針員の人件費と比べてどうか?一日で100軒廻ったとして、6200円相当。
気になるところである。

また、検針員減員にともなう組合問題も課題になる。


ただ、スマートメーターは電力量の遠隔検針だけにとどまらず、電力ネットワーク全体の安定運用、近代化にもつながる末端のセンサー的位置づけでもある。
スマートメーターという名称も、そういう意味が込められている。

もう20数年前になるだろうか、電力ネットワークの将来像を描いていた頃、このスマートメーター構想の議論に携わったこともあるだけに、今回の取り換えに際し、ようやく実用化の時期が来たか…感無量であった。



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by seokazuo | 2019-02-14 17:32 | 生活・日常


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