2番目の孫は今年大学受験、幸い地元の○○医科薬科大学の薬学部に合格した。
男の子である。
妻は薬剤師であった。
一番下の子が小学校に入学して手がかからなくなって以降、薬剤師として働いていた。
どういうわけか、この孫は事あるごとに妻に薬剤師のことを聞いていたようだ。
本人の意思か、両親(長男夫婦)の希望かは分からなかったが・・・
ただ、妻は薬科が医者と同じく6年制になったこと、6年も頑張っても医者ほどの収入には恵まれないこと、そして男の子であることなどから、積極的には進めてはいなかったようである。
一昨年、妻は逝ってしまった。
そして孫は、薬剤師を目指すことになった。
妻はどう思っているかは分からないが、やはり喜んでくれているに違いない。
結婚したときは勤務地は茨城県日立市だった。
妻は水戸市にある医薬品卸会社に勤めていた。
勤務を続けるに従って、それなりの責任を持たされ、業界の集まりや学会への出席など、結構やりがいを感じていたようだった。
ただ、当方の勤務の関係で仙台に居を移すことになり、妻には医薬品卸会社を退職させる・・・そのことが申し訳なかった。
だが、やりたいことは一通りやった?、本人は良いタイミングだと割り切ってくれた。
仙台に移ってからも、薬剤師というのは引く手あまた?すぐに薬局の管理薬剤師となった。
薬剤師には定年はないが、当方のリタイアに合わせて、薬剤師への未練もなくさっさと止めた。
それからは二人での第2の人生?が始まった。
海外旅行が始まったのもそれからである。
これから医学・薬学の世界がどういう風に変わっていくか分からないが、手に技術(国家試験資格)を付けることは、良いことだろう。
6年、両親(長男夫婦)にとっても長いが、ぜひ親子で頑張ってほしい。
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