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2018年 08月 17日

酷暑でも電力不足は起こらなかった!

電力使用量は、1年を通しては冷房需要の多い夏場にピークを迎える。

万が一、電力使用量が電力供給量(発電電力量)がオーバーすると、周波数(50Hまたは60Hz)が下がり始め、数Hz下がると火力発電機が運転できなくなり、緊急停止していく。結果雪崩現象でますます周波数が下がり、電圧も低下し電力系統の運用ができなくなり、大規模停電が発生する可能性がある。

過去に東京電力で需要急増に電力の供給が追い付かず。大停電事故(1987年)が発生した例もある。

故に電力会社は、その日の電力需要を予測し、それに見合った発電供給力を準備するのに夏場は必死である。
自社の発電量で不足すると予測される場合は、他電力より融通を受ける(買電)など、準備万端している。

また、万が一発電所の事故が発生するなどの緊急時でも対応できるよう、発電供給力には余裕を電力を織り込んでいる。
予備力は10%、最悪でも3%をキープしている。

以前は暑い夏を迎えると、電力の供給は問題ないか、毎日のようにニュースで取り上げられたものである。

今年の暑さの異常さは、かって経験したことがない。
当然電力需要/供給力の問題が大騒ぎになっても不思議ではないが、全く話題になっていなかった。
東京電力の7月の最大電力の実績を調べてみた。

                      <東京電力 HPより転載>

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7月の最大電力(需要のピーク)は7月23日14時~15時に発生しており、その日でも供給力(下段、6,091万KW)に対して使用量実績(上段、5,653万KW))は「92%」、すなわち予備率も8%以上あることが分かった。
当日の東京の最高気温は39℃。

現在原子力発電が停止しており、その不足分を火力発電などでカバーしているが、それでも経験したことがない酷暑にもかかわらず、こんなに余裕があるのは意外である。

実はこのところ電力需要量が大幅に低下しているのである。

何といっても節電効果である。電灯のLED化、大型家電品を始め、電力使用機器全般の節電化など、省エネ機器の急増など・・・
また電力自由化により、電力会社から離れていく需要家も大きい。
そして太陽光発電の増加も大きい。

高度成長期の頃は、夏場の最大の関心事だったが、当面は電力需給バランスは安泰のようである。


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by seokazuo | 2018-08-17 14:43 | 社会 | Comments(2)
Commented by ねずまま at 2018-08-21 23:08 x
こんな風に 数字を並べていただくと 説得力ありますね。どこかで この話を してみたいです。

いまだに 福島原発の後始末もできていないのに あちら
こちらで 原発再開。。。おまけに外国まで 売りに行く。
なんだか日本と言う国は おかしいのではないかと。
先日 福島で 被ばくした牛を 処分できずに 飼っている方の話を聞きました。餌代 1頭につき年間20万円ぐらいかかるそうです。その牛を殺処分して 新しいところで牧場を再開するなら 援助費用が出るが 被ばく牛をそのまま飼っているいるうちは 費用が 出ないと。

そして 牧草地を 汚染物質のおきばにするからと 牛の処分を迫られていったそうです。11月には 知り合った 人たちを訪ねて 女川に行くつもりですが 表面的には 復興したかのように見えますが まだまだ 問題は かたづいて居ないようですね。私の周りでも 東北の震災の話は出なくなっています。寂しいですね。
Commented by seokazuo at 2018-08-23 08:40
福島原発の後始末の問題は、情報をあまり持っていない我々がとやかく言える立場ではありませんが、先祖から住み続けてきた地元民にとっては、深刻な課題でしょうね。汚染地を汚染物質の置き場にするという発想があるのは、仕方ないことかもしれません。


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