東京に行ったときは、必ず地下鉄のお世話になる。
都心部をきめ細かく網羅しており、運行本数も多くどこに行くにも便利である。
最近はスマホで乗り換えも簡単にチェックできるようになったが、いままで地下鉄マップは必携だった。
地下鉄相互間の乗り換え自体、結構面倒だが、今は私鉄との相互乗り入れがからんで、より複雑になっている。
よく利用する「半蔵門線」を例にとれば、同線に乗り入れているのは東武伊勢崎線と東急田園都市線である。
千代田線は、小田急とJR常磐線と相互乗り入れしている。
東武・東京メトロ・東京の3社にまたがって運転される直通電車が存在する。
浅草線は京急、京成と総合乗り入れしている。
日比谷線は東武伊勢崎線と東急東横線と乗り入れている。
このように銀座線、丸の内線以外の地下鉄は、近郊の私鉄と相互乗り入れすることで、ネットワークを拡大し、利便性が一段と向上している。
(注)銀座線と丸ノ内線は軌道が標準広軌であり、その他の路線は狭軌であることから、前2路線は技術的に相互乗り入れができない。
地下鉄単独の路線長でいえば、東京は北京やロンドン、ニューヨークなどに劣るが、私鉄とのネットワークでいえば、世界一の交通網だと言える。
一日当たりの利用客数は、例えばロンドンの3倍近とされ、ダントツで世界一とされる。
便利な東京の地下鉄網は、一方では複雑すぎて、初めての路線を利用する時はきょろきょろしてしまう。
まだ、それを何とか利用できる間は、良しとしよう。
以下、参考までにロンドンの地下鉄を利用したときの記録を付す。