仙台市内には、あまり観光ポイントはない。
強いて言うなら、「仙台城跡」(地元では「青葉城址」と呼んでいる)は数少ない名所の一つである。
「仙台城」は伊達政宗が築造して約270年に渡り伊達氏代々の居城であり、仙台藩の政庁であった。
一度も戦火を見ることなく、要塞としての機能を終えて、明治初期から大正にかけてその大半が失われた。
最終的には仙台空襲により焼失した。
仙台駅より西に延びる青葉通りを進み、広瀬川を渡ると仙台市博物館がある。
「仙台城址」は博物館の裏の丘陵地「青葉山」の上にある。
博物館の駐車場に車を止め、久しぶりに徒歩で山頂に築かれた巨大な石垣を目の前に本丸に登ってみた。
この日の散歩コースである。
この石垣は、東日本大地震で崩れ、修復作業が終わって間もない。
本丸からは、仙台都心と仙台平野の北部を一望することが出来る。
市中心街の手前に「広瀬川」が流れている。
「広瀬川」は仙台市のシンボルとして親しまれている川であり、ヒット曲「青葉城恋歌」(歌/さとう宗幸)でも有名である。
市内で一番高いビルが「ウェスティンホテル」(25階〜37階に入居)が入っている仙台トラストシティビル(37階)である。
ここからの直線距離はおよそ2km離れているが、最近のデジカメでは、ここまで望遠性能がある。
本丸跡には正宗公の銅像があるだけ・・・
観光客は、市内の観光名所を循環する観光バス「るーぷる仙台」バスでやってくる。
このバスは仙台駅前を起点に市内中心部のオススメ観光スポットを廻っている。
街へ降りて、市中心を貫く国道4号線(片側4車線)から眺めた先の「ウェスティンホテル」が左端。
たまたま信号の関係で車は見えないが、片側4車線あるこのメインストリートは、車があふれることが多い。
人の流れは、この先を横切るアーケード街へ、平日でも賑わっている。
このアーケード街は七夕会場でもあり、いつもの散歩コースでもある。
観光都市としては物足りないが、100万都市仙台は、規模的にもちょうど住みやすい街かもしれない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~