白川郷から高山へ、まだ明るいうちにホテルに入った。
何はさておいて、まずは夕食にと街へ、日曜日のせいか、人通りも少ない。
さすが飛騨牛の本場、あちこちに「飛騨牛」の看板が目立つ。
いくつかの候補を覗き見し、民芸食事処「寿々や」という飛騨建築のちょっとしゃれた料理店に飛び込んだ。
驚いたのは、お客の半数以上が外人客であった。
手頃な値段で飛騨牛が食べられ、国際色豊かな雰囲気、
当たりであった。
歩いている外人も多いと思ったら、高山は例のミッシェラン発行の「必見の観光地」として3ツ星を獲得していると、後で知った。
翌朝は早くから古い街並み、朝市にと繰り出した。
よく写真で見る赤い橋と、日本海へ流れていく宮川のきれいな流れが高山のシンボルとして引き立てているようである。
飛騨の京都といわれるだけあって、古い街並みがきれいに守られている。チリ一つ落ちていない。
作り酒屋のシンボル。
街通りに面する歯医者、自動販売機なども、古い街並みの景観とうまくマッチさせているなど、気が配られている。
珍しい女性が引っ張る人力車、古い街並みを一層引き立てていた。
看板もきちんと整備されており、歩道のいたるところにベンチも整備され、観光パンフレットもいたるところに置いてある。
観光客を心から歓迎している姿勢が伝わってくる。
何か心の落ち着く街、高山であった。