NHKの朝ドラ「
マッサン」は、よく見ている。
本物のウイスキーづくりに人生を賭け、日本で本格ウイスキーをつくり続けた、ニッカウヰスキーの創業者、
竹鶴政孝とその妻
リタ(ドラマではエリー)をモデルとした物語である。
妻が竹鶴政孝を「
マッサン」と呼んでいたことから、タイトルが生まれている。
ニッカウヰスキーの創業地は、スコットランドの気候風土に似た北海道「
余市」であるが、
経営が順調になった頃、第2の工場として、仙台郊外に「宮城峡蒸溜所」(
ニッカウイスキー仙台工場)を建設している。
この仙台工場は、仙台市中心から西方向に25kmの山間に位置し、我が家からも車で30~40分の距離である。
今日、お天気の良さに釣られて、ドライブがてら行ってみた。
見学コースの受付には、当然のことながらこのポスターが。
山形との県境に近いこの地は、広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷であり、
ウイスキーつくりに最適の地として選ばれたが、
「2ヵ所以上の違った土地でできるウイスキーをブレンドすることが理想である」という創業者の信念から、
余市とはまったく異なる個性を持つ原酒づくりを目指したとされる。
蒸留塔も、余市とは違うようである。
スコットランド式の蒸留塔に、しめ縄・・・が面白い。
なお、余市では、釜に石炭を入れて直火で蒸留を行っているが、仙台蒸留所では
スチームで蒸留しているそうである。
ウイスキーつくりで大切な貯蔵倉庫。
勿論、試飲コーナーが準備されていたが、
悲しいかな・・・受付で、首に掛けられた。
この地は、アクセスはあまりよくないので、どうしてもマイカーになってしまう。
ということは、何回来ても運転手は試飲はできない。
試飲は3種類のウイスキーが楽しめるのだが・・・
ショップコーナーで、少し買い物をしたが、
こういう高価なものがあるとは知らなかった。
あんなに良かったお天気も、
帰る頃には雪がちらついてきた。