首都オスロと第2の都市ベルゲンを結ぶ鉄道ベルゲン線(上図黄色線)の途中駅「ミュルダール」からソグネ・フィヨルドの観光拠点「フロム」を結ぶのが「フロム鉄道」(上図ピンク色線)である。
オスロから鉄道を利用してもフロムに入ることができる。
ソグネ・フィヨルドのクルージングを終え、今度は山岳鉄道として有名な「
フロム鉄道」に乗る。
「フロム鉄道」は
全長20.2kmに過ぎないが、
高度差が864m、
最大勾配が55‰(パーミル:つまり水平距離1000mに対し55m上がる)という急勾配である。
駅舎の背景にも滝の流れが・・・
列車はダーググリーン、機関車が引っ張る方式である。
山の急斜面をはりつくように走るフロム鉄道は、20ものトンネルをくぐり、いくつもの滝のそばを通り、険しい断崖絶壁を通り抜け、喘ぎながら登る。
この路線の最大の見どころが「
フォスの滝」である。
この駅にしばらく停車し、撮影時間をとってくれるという。
我々の乗った車両の停車した位置はトンネル内、
急いだが、滝の前はすでに観光客が溢れていた。
水しぶきがかかってくる・・・
この滝の水を利用した水力発電があり、それを動力源としてフロム線が動いているという。
まだ登る。
ミュルダール駅に到着、ベンゲル線への乗り換えで待っていると、
オスロからのおしゃれな特急電車がやってきた。
我々は途中で降りるため、次の普通車待であった。
<続く「
ノルウェー最後の日<北欧の旅14> 」>