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2012年 06月 19日

ギリシャの思い出

ギリシャ情勢が毎日ニュースで流れるたびに思い出す。

もう何十年も前、入社して6~7年経った頃だったと思うが、初めての海外出張でギリシャに行った。
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日本企業として初めてヨーロッパから水力発電所を受注
当時話題になったが、勤務していた会社が、ギリシャ国営電力より単独で一式を受注した。

発電機や水車など、発電所の機器類は、ほとんど自社でまとめることができたが、

発電所を中央から制御するための遠隔制御システムや通信機器類は、既設のネットワークにリンケージされるため、新発電所側の関連装置を、その既設メーカーから購入しなければならなかった。

それ既設メーカーがドイツのシーメンス社や、米国のメーカーなどであった。

その取りまとめの業務を担当することになったのである。


まずギリシャ国営電力に赴き、既設システムを調査、
それぞれのメーカーと打ち合わせを行い、発注を行う仕事から始まった。

こういう買い付け業務は、初めての経験であるのは勿論であるが。
会社としても事例がなく、四苦八苦したのは言うまでもない。
いわゆる国際調達の走りと言える。

初めての海外出張が、ドイツ~ギリシャ~ドイツ~ニューヨークと、
一人での世界一周になった。

勿論、先々では、自社の駐在所や商社のサポート・アテンドを受けたが、
羽田空港(当時は北極ルートである)を飛び立つ時のあの心細さ・・・

発注業務の後も、本来のシステム設計のほか、
値段折衝、納期管理、コンサルタント会社(ドイツ)との打ち合わせなどの仕事が1年以上続き、

その間、何回もドイツ、ギリシャ出張が続いた。


据え付け、試験に際しては、メーカーから派遣されてきたエンジニアの作業プロセスを見届ける必要があり、
結局2ヶ月間、ギリシャで過ごすという貴重な経験をした。

現地で見るギリシャは本当に呑気な国であった。


振り返ると、ある意味では、エンジニアとして、一番やりがいを感じた仕事であったと思う。

色んな想いの詰まったギリシャだけに、今の経済的混乱から、立ち直ってくれることを願っている。

by seokazuo | 2012-06-19 22:14 | 旅行・海外 | Comments(0)


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