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ミニ新幹線「こまち」の乗降ステップ

東北新幹線には、他の新幹線と違い、さまざまなタイプの新幹線が走っている。

例えば、東京と山形・新庄を結ぶミニ新幹線「つばさ」と、
東京と秋田と結ぶミニ新幹線「こまち
の存在である。

<「こまち」 2011-9月 仙台駅で撮影>
ミニ新幹線「こまち」の乗降ステップ_a0148206_9541066.jpg


秋田行の「こまち」は、東京から盛岡までは、新青森行の「はやて」に併結されて走り(最高時速275㎞)、
盛岡から秋田までは、在来線を走って(最高時速130㎞)、秋田へ向かう。

<手前が「はやて」、向こうが「こまち」 2011-9月 仙台駅で撮影>
ミニ新幹線「こまち」の乗降ステップ_a0148206_9543367.jpg


「こまち」は、「はやて」などの普通の新幹線にくらべ幅が狭い。
この理由は、在来線区間(盛岡~秋田)の線路の幅は、新幹線と同じ広軌1435mm(在来線の線路幅は1067mm)に取り換えられているが、

トンネルや、ホームなどは、在来線のまま使っているためである。
勿論、この区間は、在来線の電車も走る。

結果として、座席数も普通席は2列+2列(新幹線は3列+2列)、
グリーン車は2列+1列(新幹線は2列+2列)

となっている。

面白いのは、「こまち」は、仙台駅など、新幹線の駅に止まると、ステップが出てくる。
列車の幅が狭いため、隙間が広くなり、落下防止のためである。
<2011-9月 仙台駅で撮影>
ミニ新幹線「こまち」の乗降ステップ_a0148206_95516.jpg


一方、秋田駅など、在来線区間の駅では、
ステップは、閉まったままである。

すなわち、「こまち」の車幅は、在来線のホーム幅に収まるように、
在来線電車と同じサイズに設計されている。
<2011-9月 秋田駅で撮影>
ミニ新幹線「こまち」の乗降ステップ_a0148206_9552054.jpg


山形新幹線でも同様である。

ところで、「こまち」は全席指定制であるが、
秋田~盛岡間だけは、空いている席に自由に座れる「特別特急券」が発売されている。

久しぶりに、「こまち」を利用した。
by seokazuo | 2011-09-10 19:55 | 旅行・国内 | Comments(2)
Commented by watahiro-aya-s-m at 2011-09-16 10:28
「こまち」は実家へ帰省する時に度々使っていましたが、子供が生まれてからは高速バスを利用することが多くなりました。

こまちの幅が狭かったとは、初めて知りました。そう言えば、ホームの隙間にステップがありますね~。今まで気づかなかったとは・・・。

kazuさんは、目の付け所が違いますね~~^^ 凄い!!!
Commented by seokazuo at 2011-09-16 14:08
わたぽんさん

秋田出身の方が、
<今まで気づかなかったとは・・・>

思わず、「やった!」です。



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