一番上の孫がいま、東京で私立中学入学試験の荒波にもまれている。
5年生までは仙台の小学校で、のんびりムード、
サッカーやったり、ピアノ教室を楽しんだり・・・
親(二男)が東京本社に戻って、途端に日常生活が一変、
塾通いの受験戦争に放り込まれた。
ほぼ毎日、塾から帰ってくるのは9時を過ぎてから・・・
塾でひんぱんに行われるテスト結果で、
偏差値はいくらで、
希望する中学の合格率は何パーセント・・・
など、完全に成績数値の管理下に置かれている。
また成績順で、頻繁にクラス替えして、競争心をあおっている。
これらのデータは、インターネットで閲覧できるので、こちらも一緒になって一喜一憂。
地方と東京の教育環境の格差には驚かされるが、
全国にネットワーク化されたメガ塾の存在を再認識した。
これでは普通の学校ペースでは、とても太刀打ちは出来まい。
弟は遊び盛りの2年生であるが、
このお兄ちゃんの受験戦争のピリピリ感の家族の中で、
協力姿勢を示しているのは感心である。
近くでちょっとゲームでも始めようものなら、
すぐに「お兄ちゃんに協力して!」の大声が飛んでくることを、ちゃんと心得て行動している。
先ほど電話が入り、最初に受けた中学(中高一貫)に合格したという。
過去の模擬試験では、どちらかというと、苦手にしていた中学である。
この中学は遠過ぎて、通うのは事実上困難のようであるが、
万が一に備え、入学金は払い込むという。
さっそくビールで祝杯、すき焼きにした。
聞いてみたら、孫たちもすき焼きだと、大笑いである。
ただしあの酒好きの二男はビールなしという。
本命の中学への合格が決まるまでは、禁酒!
家族の総力戦、願をかけているのである。
本命の入試は2月初め、
まだまだ気が揉める。