この時期になると恒例であるが、
ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤに交換した。
雪の降る地方に住んでいると、避けられない煩わしさである。
スタッドレスタイヤは、積雪路や凍結路の路面で、普通のタイヤに比して駆動力や制動力をより大きく路面に伝えるよう、つぎのような 工夫がされている。
・普通のタイヤに比べて、溝が深く設計されている。
・細かい溝が切られており、凍結路や圧雪路で路面を引っ掻くようにしてグリップを得ている。
・ゴムは低温でも柔軟さを失わない。
<ノーマルタイヤ>
<スタッドレスタイヤ>
スタッドレスタイヤも決して過信してはならず、
急発進、急停車、そして急ハンドル
は厳禁[m:76]
やさしい運転に心がけることで、初めてスタッドレスタイヤの効果が生かされることは言うまでもない。
<参考>
昔の金属製のスパイクピン(スタッド)を打ち込んでいたスパイクタイヤから、今のスタッドレスタイヤに代わるきっかけになったのが、仙台市だといわれている。
スパイクはアスファルトを削り、発生する粉塵の影響で、目、鼻、のどの疾病や気管支喘息を悪化させるなどの健康被害が発生した。
特に仙台では積雪の多い郊外から来た車がスパイクタイヤを履いたまま、雪が殆ど積もることの無い中心部に乗り入れるため粉塵被害が顕著に表れ、社会問題となった。
全国に先駆けて1986年(昭和61年)に「宮城県スパイクタイヤ対策条例」が施行され、スパイクタイヤの使用が制限されたたといういきさつがある。