鹿児島市より西に車で1時間足らずのところにある、薩摩焼の陶芸家で、朝鮮陶工の末裔である沈寿官の陶里(日置市美山)を訪ねた。
司馬遼太郎の小説「故郷忘じがたく候」で脚光を浴び、この書のモデルとされるのが「薩摩焼宗家14代沈寿官」である。
この書の出現とマスコミにより、一躍有名人になったとされる。
現在は、15代が沈寿官を襲名している。
実はNHKの「鶴瓶の家族に乾杯」でこの地を訪れ、たまたま出会いがあったのが、この「14代沈寿官」である。
その放送を見て以来、一度訪ねてみたいと思っていた。
広大な屋敷、作品の展示館、そして登り窯など見せてもらった。
ここから30分ほど走ったところに、これもNHK大河ドラマ「篤姫」で篤姫の幼馴染として登場した「小松帯刀」のお墓があるというので、探して訪ねた。
手前が帯刀、向こう側が奥方・お近の墓。並んで、ひっそりと眠っていた。
これも鶴瓶が訪ねている。
いずれも初めて訪れたが、意外とふるさとには、知らないところが多いものである。