前編:イギリスの旅(9) リバプール
リバプールからバーミンガムに向かう途中、イギリスの陶器の里といわれている「ストーク オン トレント」に寄った。 イギリスの高速道路は、モーターウェイと呼ばれ、全国を網羅している。 イギリスはヨーロッパの中でも珍しく左側通行であり、バスに乗っていても、歩いていても何となくほっとする。 ストーク オン トレントが近づいてきた。 イギリスの交差点は、車の多い都市中心街を除いて、円形交差点(イギリスではラウンドアバウトという)が多い。 ラウンドアバウトは、通常3本以上の道路を、円形のスペースを介して接続したもので、 この円形のスペースの真ん中には島(写真では芝生のところ)がある。 車はこの中央島の周りの環状の道路を一方向に(左側通行なら時計回りに。右側通行なら反時計回り)通行する。 この写真の例では、バスは一旦停止し、右側から車が来ないことをよく確認した上で、侵入する。 自分の行く方向に出るときは、止まる必要はない。 要は、右側優先だけをしっかり頭に入れるだけで通過できる。 左右から車が来ないのに、赤信号でじっと待つ、あのイライラ感がないのは良い。 一昨年、日本でもこの方式の円形交差点がオーソライズされた。(2013年6月14日に改正された道路交通法) ラウンドアバウトの標識例。 円の一部が欠けているのは、「右には行けませんよ!」という意味だろう。 ストーク オン トレントは、 ウェッジウッドとか、 ミントンといった陶器のブランドが集まった陶器の街である。 最初に陶器博物館(ポッタリー博物館)に入った。 ありとあらゆる陶器が、歴史を物語っていた。 アングロサクソン王国時代の装飾品が目玉という。 イギリスを代表するのは、ボーンチャイナと呼ばれる半透明で乳白色に輝く陶磁器である。 ボーンチャイナというのは、もともと牛の骨灰(ボーン)を陶石に混ぜたこと、 それまで陶磁器は大半が中国(チャイナ)から輸入されていたことから、そう呼ばれたのだそうである。 しばらく、街中を散策、典型的な地方都市というべきだろう。 当初、この街の代表とされる ウェッジウッド社を訪れる予定であったが、当時はクローズのため、 別の会社Emma Bridgewater を訪問となった。 工場併設のカフェでランチ、いわゆるイギリス名物のアフタヌーン・ティ風でした。 この時食べたスコーン、 外側はさっくりしているのに、中はふわふわ・・・イギリスでの数少ないまあまあかも。 工場はやはり休みであったが、ショップは開いていた。 ここのデザインはかわいい絵柄ではあったが、結局買いたいものは見つからなかった。 買いたかった ウェッジウッドに行けなかったのが、返す返すも残念である。 次編:イギリスの旅(11) シェークスピアの故郷 ストラトフォード・アポン・エイボン ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
by seokazuo
| 2015-07-18 14:46
| 旅行・海外
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Comments(4)
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watahiro-aya-s-m at 2015-07-18 19:00
私も足しげく通いましたよ~!懐かしい。
ウエッジウッドがお休みだったとは、とても残念でしたね。(;_;) そうそう!ラーンアバウトは、車で何度も通過しました。 初めの頃は、道路でぶち当たると恐怖でドキドキ&冷や汗でしたが、帰国の頃にはイギリス人並みに和の中に入っていけました^^ 1度だけ、間違って右折してしまったことがありましたが、運良く他の車がいなかったので命拾いした経験があります^^; 仙台にも出来ると待ち時間が少なくて嬉しいですよね。
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seokazuo at 2015-07-19 08:52
わたぽんさん
我が家の近くに、小さいながらも円形交差点(ロータリー)が2ヶ所ありますよ。 それまでヨーロッパで、右側通行の円形交差点に違和感を感じていましたが、 今回イギリスで左側通行のを見て、その良さに納得できました。
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watahiro-aya-s-m at 2015-07-20 07:17
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seokazuo at 2015-07-21 06:21
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