昔、海外旅行に行くときは、出発前に「
トラベラーズ・チェック(TC)」を購入し、持ち歩いたものである。
仮に盗難にあっても補償されることもあり、現金を持ち歩くより安全である。
今やクレジットカードの時代、TCはほとんど使われず、販売は中止されているとも聞く。
昔(多分20年ぐらい前?)購入した
米ドルのTCがまだ残っていたので、今回持参した。
実は、前回ハワイに行ったとき、使おうとして断られたことが何回もあった。
ボストンのデパート「メイシーズ」で土産物など買い物をした。
伝統あるデパートである。
TCで支払いOKかと聞いたところ、OKとの返事であった。やったー!
サインして差し出したら、しばらく眺めていたが、
「
アメリカンなら使えますが、
VISAは使えません」とつれない返事。
サインしてしまったのに・・・
結局、カードで支払った。
やはり、TCは今では一般的ではないのか・・・
気を取り直して、近くにあった銀行に行った。
サイン済のTCを見せて、換金して欲しいと頼んでみた。
担当者が、PCにデータをインプットしてそのTCを調べながら、
しばらく上司らしい人と話ししていた。
しばらくして、OKとの結論が出たようである。
100$のTCで、
100$の現金が返って来た。
手数料なしである。
やはり今では時代遅れのモノになってしまったらしい。
実はTCはまだ残っている。
あの銀行で、全部現金化しておけばよかったか・・・